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  たのしいトマト栽培   甘くて 美味しいト マ ト の栽 培



  2月10日に少し早いがトマトの種を蒔きました。
最近トマトの種は年々改良され病気に強く、甘いトマトの栽培が誰でも簡単に出来るようになりました。
とは言っても、近隣発生する病害虫には注意しなければなりません。特に、うどん粉病、ベト病、アブラムシ、ハモグリバエなどは その代表です。これらの病害虫によって、トマトの葉が枯れたりしたら甘いトマト、美味しいトマトなどは、望めません。
甘いトマト、美味しいトマトを作るためには、まず、病害虫に強いしっかりしたトマトの木をつくることです。
しかし、窒素分の入れ過ぎによるトマトの木の異常生長よくありません。其れによりかえって、葉が茂りすぎアブラムシやうどん粉 病の発生する原因となります。
それらの事を充分注意し、その上でトマトの水分調整をして糖度を上げる工夫するれば甘いトマトが自然にできます。
次にトマトに多く発生する病気や害虫について、その原因について述べます。
まず、家庭菜園でトマト栽培を始める場合、家庭菜園専用に貸し出ししている土地を借りて始める人がほとんどだと思います。
そうした場合、どうしても近隣環境の影響を受けることになります。
トマトに発生する病害虫は、自分の土地を含め近隣で発生している病害虫の影響を受けます。つまり必ずしも、隣地でトマト栽培し ていなくても隣地で、病気の出やすい作物を作付けしていれば、発生しているが病気がうつります。
  例えば、うどん粉病:隣地できゅうり、つけうり、かぼちゃ等の栽培している場 合は、うどん粉病の発生率が非常に高く、それが 必ずうつります。
ベト病:じゃがいも(自家採取の種芋使用の場合多発する)の栽培していてべと病が発生していれば トマトにうつります。(じゃがいもは殆ど全てに発生ますが、家庭菜園をしている人の多くは木が枯れても病気と認識出来ない人が多い)    特に、じゃがいもの場合は、購入した種芋(病原菌の無い)でも収穫するのが遅れると、必ず病気が出るので、すぐ 近くでのトマト栽培は、避けましょう。
トマトとじゃがいもは非常に近い品種なので、トマトの近くでじゃがいもを栽培していれば、じゃがいもの病気は必ずトマトにうつ ります。
また、トマト病気発生予防としては、上記の他、泥はねや、雨に濡れないよう注意すれば、十分予防が可能です。
   又、私の地域ではトマトの害虫としてはたばこ蛾、アブラムシ、ハモグリバエ等 が良く発生します(これらも近隣の影響大) ので、それらについて事前の対策 [例えば、害虫の場>合は、防虫ネットで防げます] が必要です。 
   また、自分では、無農薬栽培のはずが、気が付けば隣地で毎日のように、朝起き抜 けにガンガン農薬散布、しかも いいかげんで作物が枯れるほどの濃い希釈で散布している事がある。(素人は適当な人が多いので) このような事は なかなか注意できません。   万が一注意しても、当の本人は、一生懸命で 自分の信念に基づいてして いる為、なかなか耳に入りません。このような場合であっても、 隣ともめるわけには行きませんので、トマトの作付場所選定には ストレスにならぬよう事前に充分考慮しましょう。 
  これから約半年かけてトマトの苗作りから収穫までの方法を手順を追ってお知らせします。

作物の写真作 業 状 況 の 説 明 作物の写真作 業 状 況 の 説 明
種蒔 2月10日 種蒔【写真は発芽後2週間目のもの】
中玉トマト(フルテカ × 20本)、大玉トマト(ホーム桃太郎EX × 17本)温熱器に蒔きました。100%発芽しました。 トマトの場合は、発芽率、生育率共に良いため種蒔きは、毎年必要な数だけ蒔くことにしてます
1段目結実 4月27日 1段目結実
受粉後数日で結実する。   [参考:トマトの品種、木の状態にも依るが最初の1〜2段で沢山ならせると上の段のなりがわるく なる場合があるので注意。]

大きい写真

鉢植、育苗 2月13 日鉢植、育苗【写真は移植直前のもの】
数日で発芽、即鉢に移植しビニールハウスに移しました(移植が遅れると茎がもやしのように伸び使い物にな らない)。太陽の照っている昼間は、そのままでよいが、夜間は特別の保温が必要です(夜間でおおよそ11℃位以上必要)。この時期は、定植まで2ヶ月位かかる
追肥 5月10日 追肥
1段目の実がピンポン玉位になった頃(3段目が開花した頃)追肥する。追肥は木の状態に合わせ行うこと(木の 状態は葉を見れば解る。追肥が必要な場合は葉の色が薄く、先端が細く真っ直ぐに延びている。肥料が効いている場合は先端に丸みがあり葉が厚く見える。肥料の効き過 ぎも病気の発生原因になるので注意すること)+
ハウス作り等 4月1日 ハウス作り等
移植のおおよそ2週間ぐらい前に、耕耘、堆肥、化成等の必要な肥料をいれマルチをはった植床、雨よけハウス(寒さよけ、 虫除け兼用)を作成し、移植の準備する
1段目収穫 5月30日 1段目収穫開始(今年初)
開花1ヵ月半位で収穫できる(暑くなるとこの間隔が早まる)。木で熟成させ収穫後1日〜2日たった物の方が甘くなる。 [参考トマトは、雨に当ったり、木が古くなったり、品種によったりして実割れができるが、木が若い内は 実割れは ほとんどでない。]
花は、現在6段目が開花中です。
畑に定植 4月15日 畑に定植
1段目の花が数個咲き出したらマルチを敷いた雨よけハウスに定植する(植え付け時、水をたっぷりかけること。 定植の際、花の咲いている方を手前にして植えると トマトの実のなる方向が手前になる。今年は 寒さのため苗が不ぞろいで、花の咲いていないものも有ったが植えた。
摘葉 6月15日 摘葉
収穫後、収穫した枝より下の葉で こみいっている葉を間引く。不要な葉を取り除くことにで風通しをよくし、葉が込み入って 来ることに依る病害虫の発生を防止する。(トマトとトマトの植付けの間隔が広ければ、この作業は不要)

大きい写真【摘葉前】,大きい写真【摘葉後】

支柱立て 4月15日 支柱立て
支柱は、実を支えるのでしっかり作る。最初はトマトも小さいので、支柱は下の方だけにし、トマトの成長に合わせ 作り込めばよいが、トマトは成長が早いので出来るだけ早く作り込む様にすると良い。トマトと支柱を&字にやや緩めに結ぶ。トマトと支柱の関係は、 トマトの茎を支柱より手前にすると後の作業が楽になる
2段目以降の収穫 6月15日 2段目以降の収穫
2段目以降の収穫を完熟したものから順に随時行う。
写真は6月15日に収穫したトマトです。(この頃は、 隔日の収穫となります。)

大きい写真

脇目かき 4月23日 脇目かき
トマトの成長と共に脇目もよく伸びるので、天気のよい午前中に早めに欠き取主枝1本だけを伸ばす ようにする。特に、こみ過ぎにならぬようこまめにすることで 風通しが良くなり、病気の発生防止にもなる
木下ろし 6月17日 木下ろし
6〜7段でハウスの天井につくのでトマトの木を下に引き下げ伸びる余地を確保、それを数度繰り返すと十数 段まで収穫可能となる。(その際木を折らぬよう注意、こみすぎによる病気の発生防止のため 多めの嫡葉をする)
交配 4月23日 交配
最初の1段目の花が3〜4割咲いた頃にトマトトーンで受粉させる(1段目、2段目 位まではトマトトーンで受粉させた方が後のなりがよい)。トマトトーンかける際、必ずトマトの成長点にかからぬよう注意することもし誤ってかかってしまったら 以降のトマトの生長は、止まってしまいます。
収穫終了 9月1日 収穫終了
暑くなると暑さと水分不足から、実どまりが極端に落ち、虫の発生が多くなリ、その上特に 大型のトマトは実われが出てくるので無理せず終わりにする。(これらはのことは、5〜6段位で生産を終わりにするならほとんど心配無い

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